【旧小説2】Sな巨乳美少女の義妹からエッチなオシオキをされる話③【くすぐり拷問編】(1/2)

僕には同い年の義妹がいる。
義妹の名は音羽姫音(おとわ ひめね)、僕と同じ高校の3年生。
容姿端麗、成績優秀な僕の義妹、何故かその義妹は僕にべったりだ。

姫音は人に対する洞察感が異様なまでに鋭い。
僕は今まで姫音に色々な事を読み取られ、メイドさんから奉仕されるがごとくお世話されてきた。

姫音は恐ろしいぐらい僕に尽くそうとする。
食事、洗濯、掃除などの身の回りのお世話、僕が苦手な勉強まで見てくれる。

さらに極めつけは姫音の容姿だ、『ダ・カーポ』という恋愛ゲームがあるが、そのヒロインの一人である朝倉音夢(あさくら ねむ)の容姿を精密に真似している。
髪型、性格、声色など似せ、僕の好みの女の子になろうとしているのだ。

その姿で姫音は僕の性欲を満たそうとし、ついに僕は姫音から処女を奪わされた。
その上、僕がマゾでニーソ好きという恥ずかしい性癖を姫音に見破られ、3日間履きっぱなしのニーソックスで顔を踏まれ、射精させられるまでに至った。

今思い出すだけでもかなり恥ずかしい。
だが姫音はそんなことを全く気にする様子もなく、今日もソファーに座っている僕の肩に、自分の肩が当たる距離で座ってきた。

「兄さん、ちょっと隣に座ってもいいですか? いいですよね、別に兄妹なんですし。よいしょ・・・っと・・・あっ、もっと兄さんの近くに座ろっと。そ~れ、肩をぐりぐり~♪」

姫音の肩が僕に押し当てられる。
姫音の肩は柔らかく、お風呂上りのせいか女の子のいい香りが漂ってきた。
そして当たり前のように僕の肩に自分の頭を乗せてくる。

「えへへ~っ♪ 兄さん、好き~♪ ごろごろごろ~」

姫音が猫みたいに頭を擦りよせて甘えてくる。
姫音の栗色の髪は絹のようにサラサラしてて、花の甘い香りが漂う。
こんな可愛い義妹に擦り寄られて、僕は戸惑いながらも実はすごく心地よかった。

だが流石にこんなことを続けさせていると姫音は次第にエスカレートして、また性交渉の事態に発展する可能性は十分あった。
僕はそんな危険を回避するため、少し真面目な話題を姫音にふってみた。

「ああ、兄さんがさっきから何かのプリントを見てましたけど、それ『進路希望』のやつですか。確か提出期限って明日まででしたよね。私は一応、進学することにしましたよ。学校の成績で推薦枠が取れそうですし」

そう、最近僕は進路のことについて悩んでいた。
だが将来これと言ってやりたいことは無い。
成績もイマイチだし、このまま大学に進学せず、気楽にフリーターでもやりそうな感じだ。

「いえいえ、兄さんは働く必要はありませんよ。私が代わりに働いて兄さんを一生養ってあげます。そして兄さんは家でずっと家でゴロゴロして、私と蜜月の日々を過ごすんです♪」

そう言って姫音は男を誘う香りの体で僕に擦り寄る。
姫音の体は心地よい温かさと柔らかさがあり、僕の性欲をじんわりと刺激してくる。
その甘い誘惑に耐えながら、僕は何とか別の事を考えようとした。

姫音の成績は学年でもトップクラスに入る。
それに素行も良く、先生からの評判もかなり良い。
そのため有名大学の推薦枠も取れたのだ、いや姫音なら自力で受かることも可能だろう。

僕と違って頭の回転が速く、友好関係の上手い姫音はきっと社会に出ても成功する。
それに比べて僕は駄目だ、姫音に勉強を教えてもらってやっと人並み、姫音が友人関係を陰で上手く利用し、友達のいない僕をクラスから孤立させないようにまでしてくれる。

多分、姫音が僕をヒモにする何て造作もないだろうな。
でもそんなのダメだ、世間的に、いや僕自身も情けなすぎる。
それに僕は、将来姫音を・・・あれ?・・・・・・何だっけ・・・?

すごく大事なことなのに思い出せない・・・
まるで記憶の箱に鍵がかかったようだ、思い出そうとしても思考がぷつっと途切れる・・・
思い出せ・・・絶対に思い出さないといけない・・・だって、僕が・・・決めた・・・・・・

「兄さ~ん♪ ほ~ら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♪」

ソファーの隣に座ってる姫音がいきなり僕をくすぐってきた。
細くて長い姫音の指が僕の首筋、脇腹、背中を素早く這いまわる。
あまりのくすぐったさに僕の思考は完全に途切れてしまった。

「うふふっ♪ 兄さん、あんまり余計なことは考えないでいいですよ~」

姫音から威圧感のある笑顔でじ~っと見つめられる。
姫音の可愛い笑顔の裏で、明らかに思考の邪魔をする意志があった。

「さっきのくすぐったかったですか? 良ければもういちどやってあげますよ。ほ~ら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♪」

姫音は悪戯っぽい笑みを浮かべて、僕を素早く、こちょこちょとくすぐる。
さっきと同じく姫音の10本の指が全身を這いまわった。
くすぐったい・・・くすぐったいけど何だか・・・

「へぇ~、なるほどね。・・・兄さん、ちょっと足を貸してくれませんか?」

そう言って姫音は軽々と僕の両足を取り、自分の太ももの上に乗せた。

「兄さん、今からどんなにくすぐったくても絶対に足を動かさないで下さいね♪」

そう言って姫音は僕ににっこり微笑みかける。
そして姫音の左手が僕の足首を押さえつけ、右手が僕の足裏にかかる時・・・

「足の裏、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♪」

ひゃっ、あっ、ひゃはははははは~っ・・・

姫音の細い5本の指が素早く僕の足の裏をくすぐってきた。
僕はあまりのくすぐったさに堪らず足をばたつかせる。

「もう・・・くすぐったくても足を動かさないで下さいって言いましたよね。義妹の言いつけを守れない兄さんにはオシオキですよ。また足の裏を・・・こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♪」

ぎゃっ、はははっ、はははははは~っ・・・

姫音にしっかり足首を押さえられ、空いた手で僕の足の裏をくすぐられる。
姫音から可愛い声でこちょこちょと言われながらくすぐられることで、余計にくすぐったさが増してくる。

「うふふっ、足の裏くすぐったいですか? くすぐったくても我慢です。では兄さんの左足を、ちょこちょこちょ~♪ 今度は右足を、ちょこちょこちょ~♪ また左足を、ちょこちょこちょ~♪ 右足です、ちょこちょこちょ~♪」

姫音の片手だけで両足のくすぐったさを味あわされ、僕はどうしようもなく悶えてしまう。
姫音から与えられる足裏のくすぐったさとSっぽい小悪魔な笑顔を向けられて、僕は次第に以前姫音のニーソックスで顔を踏まれたあの感覚が蘇ってきた。

「うふふっ♪ どうです? 義妹に足の裏こちょこちょされてどう感じますか~? もしかして、これが気持ち良かったりしますかぁ~? まさか違いますよねぇ~? ほ~ら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♪」

姫音から人を馬鹿にするような顔で見下され、足の裏をくすぐられる。
耐えられないくすぐったさで、僕は身を激しく悶えさせられ大きく体を捻ってしまう。
そして僕はソファーから上半身だけ転げ落ちた・・・。

「兄さ~ん・・・」

気がつくと僕は大股を開く格好で姫音の前に倒れていた。
姫音は何故か僕を軽蔑するような視線を送っている。
どうしてそんな目で僕を見るんだろう・・・?

・・・はっ!? 気づくとズボンの股間部からピンと高く立ち上がっている突起物があった。

「ふ~ん、兄さんは足の裏をくすぐられただけで性的な快感を得ていたわけですか。結局、私にくすぐられるのが気持ち良かったんですね。うふふふっ♪」

姫音から満面の笑顔を向けられる、そして・・・

「兄さんの変態っ!!」

姫音は鋭い罵声を僕に送り、リビングから出て行ってしまった。

僕はしばらく一人部屋に取り残されて呆然としていた。
しかし、気づくと先ほどまでの姫音にくすぐられる感覚を脳裏で反芻している自分がいた。

ああ・・・可愛い女の子からくすぐられることがこんなにも気持ち良かったなんて・・・

次の日、結局僕は『進路希望』を白紙で提出した。
昨日の姫音の事で邪魔が入ってしまったこともあるが、やっぱり自分は何ができるのか、何をしたいのか本当に分からなかったからだ。

―――そして、放課後。

「ごめんなさい兄さん。今日、委員会があるから先に帰ってもらえますか。終わったらすぐ帰りますから。ええ、勿論、絶対、本当に真っ直ぐ帰宅するんで。別に
兄さんにすぐ会いたいからじゃなくてですね。・・・と、ともかく終わったらすぐ帰ります!」

それだけを姫音が僕のところに言いに来て、そして去って行った。
流石の姫音も学校内では僕へのべったり度が7割強ぐらいカットされてる。
学内で僕にくっつくと後で色々お互いに都合が悪くなるのは重々承知済みだ。

ところで姫音はクラスの委員長を務めており、時々行われる委員会に出席する。
姫音は僕とは違い勉強も友達付き合いも上手く、学校の仕事も自分から進んでやっている。
とても充実した生活を送っていると言えるだろう。

僕はと言うとかろうじて話せる程度の友人はいるが、特に学校の外で遊ぶような友人もなく、このまま帰宅するのが日常だ。
姫音と僕の学校生活を比べると、時々、劣等感で鬱になりそうな気がしてくる。

何か真剣に打ち込めること、目標みたいなものがあればいいんだけど・・・
でも昔、心に決めた目標のようなものを持っていた気がする。
それは何だっただろう・・・思い出せない・・・

「お、いたいた、姫音の兄よ。帰ってしまったのではないかと心配したぞ」

突然、どこかで聞き覚えのある女性に声をかけられる。
振り向くとセミロングの赤髪、メガネ、白衣の3点が良く似合うクラスの副担任がいた。
彼女は暦(こよみ)先生、機械工学の研究所に所属しているが臨時で教師も務めている。

言葉や雰囲気から一見気が強そうに見えるが、誰でも気さくに話せる先生で人気が高い。
出会っていきなり、そういやお前に用があるのをすっかり忘れていたよ、はっはっはっ!
と肩を叩いてくる割と男前な性格の持ち主でもある。

あと、どうでもいいことかもしれないが暦先生は僕を名字もしくは名前で呼んでくれず。
何故か僕は、「姫音の兄」呼ばわりをされている。

「いや~悪いな。だってお前ら兄妹、外では他人行儀にしてるみたいだけど、見てるこちらは、ずっとべたべたしてるようにしか見えんのだよ。まあ二人はセットだな。それで優秀な姫音の方を呼び名の型にしたんだ」

相変わらずナチュラルに酷い事を言う人だ。
まあ確かに姫音の方が優秀な事に間違いはないけど。

「ま、それは冗談だ。ここからはちょっと真面目な話になるんだが・・・姫音は委員会に行ってもういないよな?」

姫音は今さっき僕に挨拶して委員会に行ったところだ。だからここにはいない。
委員会が終わるまで早くとも1時間はかかるだろう。

「そうか・・・ならいい。まあ、こちらでこの日に合わせたからな・・・で用と言うのはだな、学園長に会って欲しいんだ」


―――風見学園3階廊下、
こつこつこつ・・・と少し緊張気味に学長室へ続く廊下を歩く。

どうして僕はいきなり学園長に呼ばれたんだろう。
まさか白紙の進路希望用紙の件で呼び出されたのではないだろう。
しかも姫音の不在を確認されたことも割と気になるところではあった。

ちなみに僕はここの学園長と一度も面識はない。
というかここの学園長はしょっちゅう海外へ出張しているらしく。
主に学園長の代理がいて、その業務を任されている。

・・・さて学長室の前まで来た。
高級そうな木で造られた重々しいドアと学長室のプレートが緊張感を誘う。
僕はドキドキしながらゆっくり扉を3回ノックした。

「どうぞ~! 空いてるから入って入って~!」

えっ!? 今聞こえたのは明らかに女の子の声だった。
どうして学長室に子供がいるんだ?
かなりの疑問だったがそれはひとまず置いといて、僕は学長室へ入ることにした。

だがそこは「ちゃぶ台」があり、畳の敷かれた普通の和室であった。

「おーはー♪」

そして金髪の少女がいた。
長い髪の一部をツインテールに結いあげ、残りは下ろした状態になってる。
何故か、かなり昔に放送していた朝のある番組で流行ったあのポーズをしていた。

「あれ・・・今の日本って「おーはー」やらなくなったのかな? ちょっと前まですっごい流行ってたと思ったんだけどな。流行りものの移り変わりは無常だね。はりまお」

「あん~・・・」

あと一匹、小さくて丸っこい、猫か犬かもわからない哺乳類がいた。
ちなみにこいつには白い体毛に左目だけ茶色のぶちがついている。

さて、一体僕はどこに来てしまったんだろう・・・


「あはは、ごめんねー。びっくりさせちゃったよね。ボクはここの学園長をしている芳乃 さくら(よしの さくら)だよ。でこっちは、はりまお」

「あん♪」

はりまおと呼ばれる哺乳類が鳴く。

僕は学長室にある座敷に案内され話を聞いていた。
だが「さくらさん」とは特にこれといった重要な話はせず。
世間話や軽く進路の事についてしばらくの間おしゃべりをしていた。

「うん、進路か~。いいねいいね、若いって。未来へ夢と希望が満ち溢れてるよね~」

話している時のさくらさんはハイテンションでどんどん話が進む。
またかなりの聞き上手なため、僕は普段人に話さない事までついつい話してしまった。
何となくさくらさんには安心して話せる雰囲気があった。

話したのは僕のこれまでの事、僕が高熱を出して記憶を一度無くしてしまった事、その時のショックで、姫音と暮らしていた昔の記憶だけまだ戻っていない事だ。

「そう・・・キミはすごく大変な事をいっぱい経験してきたんだね・・・」

さくらさんも僕の話を聞いて、いつのまにか真剣な表情をしていた。

「キミは姫音ちゃんのお兄さん何だよね。よかったら姫音ちゃんの事も聞かせてもらえないかな」

僕は姫音の事について詳しくさくらさんに話した。
姫音が僕の世話をすごくしてくれる事、昔の姫音との記憶が曖昧な事、そして姫音がいつも人の心を読むみたいに妙に鋭い事を。

少女のような容姿しているさくらさんだが、その雰囲気は僕よりも遥かに大人びており、何でも真剣に考えて、聞いてくれようとしていた。

「・・・うん、わかったよ。キミはずっと姫音ちゃんの事を守ってきたんだね。今まで姫音ちゃんの事を守ってくれて、ありがとう」

思わずさくらさんからお礼を言われる。
僕が姫音を守ってきた? ずっと僕は姫音にお世話されてきた側なのに・・・

「ううん、キミが姫音ちゃんの側にいてくれた事で、彼女を守る事ができたんだ。本当にありがとう。もしも、キミがこれからずっと姫音ちゃんの側にいる事ができるなら、姫音ちゃんの隣にいて彼女を支えてあげて欲しいんだ」

僕が姫音の側にいて、隣で支えていく・・・
さくらさんの話を聞いていると何か大事なコトが思い出せそうな気がする・・・
それは・・・

―――ピシッ、ピシ、ピシっ!!

痛いっ・・・!! 頭に激しい頭痛がした。
頭の血管が擦りきれるような鋭い痛み。
まるで夢のまどろみから一気に目が覚めるようだった。

「大丈夫、キミ!? ゴメン、ボクがこんなことを言ったから。・・・痛かったよね、無理やり思い出そうとして、拒絶されて、すごく痛かったよね。ボクのせいだ、本当にごめんなさいっ・・・!」

さくらさんが必死に僕に謝る。
僕の問題なのにどうしてさくらさんがそこまで気にかけるんだろう。
もしかして、さくらさんは大事な何かを知っているんだろうか・・・

数分後、頭痛が治まり安定した。
僕の頭痛は昔の事を無理に思い出そうとしない限り長くは続かない。
ただ特に頭痛が起こるのは、昔の姫音との出来事を思い出そうとする時だ。

「今日しばらくは無理に思い起こさない方がいいよ」

「あとね、今日ここでボクと姫音ちゃんの話をした事、彼女には黙っておいて欲しいんだ」

真剣な顔のさくらさんが僕に伝える。
これはきっとすごく大事なことだと直感でわかった。

この人は信用できる、僕の勘がそう告げていた。
事情はわからないけど僕と姫音の為にしてくれていることだと。

でもあの鋭い姫音に隠し事が通用するかは難しいだろうな。
そんなことを考えていると・・・

「・・・えいっ」

さくらさんの人差し指がつんと僕の額をつついた。
すると不思議な波のようなものが頭の中に入った気がした。
今のは一体・・・?

「おまじないの一種だよ。これでキミの口から姫音ちゃんに伝えない限り、少なくとも今日一日は彼女にバレないと思う。それまでにボクが何とかするよ」

何とかするって、さくらさんは一体何をするつもりなんだ?

「ゴメン、詳しくは言えない。ただボクの都合もあって申し訳ないけど、今日までに決着をつける必要があるんだ。キミはその時まで待ってくれるだけでいいから・・・」

さくらさんと話したのはそれだけだ。
結局のところ、さくらさんが考えている事は分からなかったが、この日、何かが起こることだけは確信できた。

一度教室に荷物を取りに戻った時、時間を確認すると、姫音が委員会に行ってから40分ぐらい経っていた。
後から帰って姫音に余計な詮索をされないために、僕は急いで帰宅することにした。

走って10分後、家の前まで到着した。
姫音が委員会に行って1時間も経ってないことから、確実に帰ってないだろう。
当然、外から見て家の明かりは消えていた。

帰ってしばらく経ったような形跡を残した方がいいかな・・・
僕は今日のさくらさんの話が気になり、妙に神経質になっていた。

僕は持っている家の鍵を使って扉開け、閉める。
この鍵は僕と姫音と出張中の両親が一つずつ持ってる。
ちなみに僕の両親は現在、長期に渡り海外に出張中である。

ん・・・!?
その時、僕は玄関の暗闇の中で人の気配を感じた・・・!
誰だ・・・? も、もしかして泥棒か!?

僕はとりあえず暗い玄関を照らそうと恐る恐る照明のスイッチに手を伸ばす。
そしてスイッチを入れ、電灯の光が玄関を照らした。

「おかえりなさい。兄さん」

目の前に制服姿の姫音が笑顔で立っていた。

あ、あ・・・・・・
姫音はずっと真っ暗な玄関で僕を待っていたのか・・・
僕は可能な限り動揺を押さえて、姫音に「おかえり」と返すことが精一杯だった。

「今日ですね、突然体調が悪くなったので、委員会を途中で抜けさせてもらいました」

すごく顔色の良さそうな姫音が笑顔でおっしゃった。

「それでクラスの友人に聞いたところ、何でも兄さんは学長室に呼ばれたらしいですね。そして30分ぐらいで教室に戻ってきたそうです。学長室で何をお話ししたんですか? あと、何故か家まで走ってきましたよね。どうしてそんなことをするんですか?」

にこにこと微笑む姫音が重ねて僕に質問をしてくる。
顔は笑っているのにすごい威圧感を感じる。
このままじゃマズイ・・・何か答えないと・・・

僕は学長室には進路のことで呼ばれた事、そして走って帰ったのは、無性に早く帰ってゲームをやりたい気分になったと良く分からない言い訳をした。
正直、今の姫音の前で正常な思考ができるほど、僕の精神はタフではなかった。

「兄さん、進路の話をするために学長室に呼ばれるのっておかしくないですか。それに走って帰った理由について全然説明になってませんよ。兄さんは私を誤魔化そうと嘘をついているんですか~?」

しゃべり方は穏やかだが声に殺気が込められている。
笑顔の姫音からドス黒いオーラが沸き上っているようだ。
姫音はそのまま一歩ずつ、ゆっくりと僕の方に向かってくる。

「兄さんが私よりも早く家に帰りたかった事は分かりました。でもどうして兄さんが学長室に呼ばれたのか分からないんですよ。何故呼ばれたか、何を話したか詳しく教えて頂けませんか、兄さん?」

姫音の翠色の瞳がじっと僕の目を見つめる。

ダメだ・・・学長室の事だけは話せない。
さくらさんに言われたこともあるけど、何故かこのことが僕と姫音の大事な将来に大きく関わっている気がするんだ。

「どうしてでしょうね・・・? 今まで兄さんの考えている事は全部わかるのに・・・今までこんなことは無かったのに・・・あはは・・・おっかしいなぁ・・・」

突然、姫音は俯いてぶつぶつと独り言のようにつぶやき出す。
明らかに様子がおかしい。

「・・・読めないよ、何か隠してるはずなのに。・・・分からないよ、兄さんの事なのに。どうしても、兄さんが学長室で何をしていたのか全然わからないの・・・ねえ、教えてよ。私、兄さんの事は何でも知っておきたいの。だから教えて、兄さん!」

姫音が息を荒げて僕に問いかける。
見るからに今の姫音は不安定だ、正直何をされるかわからない・・・

今日は大事な日だ、それだけは直感的にわかっている。
何か事故が起こる前にそれを回避していかないと・・・
姫音には悪いけど、今日一日は別の場所に泊まった方がいいかもしれない。

僕はこっそり背後に手を回してドアノブを回そうとした・・・

だが、その行動が姫音を刺激してしまった・・・!

「・・・どこへ行くのっ!? 私を一人にしないでっ! 兄さんっ!!」

―――ばふっ・・・!

正面にすごく柔らかい感触が走る。
背中には二本の腕がきつく巻きついている。
僕は力強く姫音に抱きつかれてしまった。

僕の胸に当たるのは豊満すぎる姫音の96cmもあるバスト。
肩には綺麗な栗色の髪が流れる姫音の頭が置かれている。
そして背中には決して離す事はないというぐらいに強く姫音の腕が巻きついている。

僕は姫音の柔らかい女の子の体の感触を受けて思わず勃起してしまった。
こんな可愛い巨乳の義妹に思いっきり抱きつかれたら耐えられるはずがない。

「あはっ♪ 兄さんに抱きついちゃった。兄さん、私に抱きつかれてすごく気持ちいいみたいですね。私のおっぱい大きいから、抱きつかれたら思いっきり当たってしまいます」

僕の動揺ぶりを見て冷静になった姫音は、攻めに転じ僕にエッチな攻撃を仕掛けてきた。

ぼよん♪ むにゅ♪ ばよん♪ むにゅ~っ♪

うっ・・・姫音のおっぱいが胸に当たって気持ちいい。
姫音にバストを押し付けられ、僕が興奮で息を上げるたびに、姫音にクスクスと笑われる声が心地よかった。

「うふふっ♪ 私の96cmバストは気持ちいいですか~? 私のおっぱいを兄さんに押し付けただけで、やけに興奮してるみたいですけど、義妹に抱きつかれたぐらいでハアハア息を上げちゃうのはみっともないですよ」

姫音は僕の胸に自分の巨乳を何度も押し付ける。
姫音の柔らかくて大きなバストの感触がたまらない。
そして姫音の腕の締め付けは強く、僕は全く抱きつき状態から抜け出す事は出来なかった。

もう逃げられない・・・僕は蜘蛛の糸でグルグル巻きにされた餌だ。
このまま姫音のエッチな攻撃で骨抜きになって、最後には食べられてしまうんだ・・・

「そうだ兄さん。せっかく恋人同士が抱き合ってるんですから『キス』しましょうよ。私、兄さんの唇に思いっきり吸いついたり、私の唾液をいっぱい飲ませてあげたり、舌を兄さんの口の中に入れてくちゅくちゅしたいな~」

姫音が笑顔でとんでもないことを言いだす。
姫音は美少女ゲーム出てくるヒロイン並みに可愛い。

だが、どれだけ美少女であっても姫音は義妹だ、兄妹でキスする何て普通じゃない。
それでも姫音が持つ、男を誘う大きな瞳と艶めかしい唇が僕の性欲が掻き立てる・・・!

「さ、兄さん。『キス』しましょうか。口の中がおかしくなるぐらいの・・・」

姫音の小さな両手が僕の顔を固定し、自分の顔をゆっくりと近づけてくる。
長いまつ毛の瞼は閉じられ、整った顔がさらに近くなる。
お互いの鼻がかすかに当たる、恋人の距離。

あと数センチの距離、姫音が突然、目を開く。

「・・・うふふっ♪」

美少女がにこっと微笑んだ。

僕の思考が止められる。

次の瞬間、僕の唇に快感が走った。
柔らかい姫音の唇が押し付けられる、唾液で濡れた姫音の口、生温かい。
女の子の甘くて少し匂う口臭が広がっていく。

「ん、ん゛っ、じゅっ、ちゅっ、んっ、ちゅっ、ちゅ~っ・・・」

何度も姫音から柔らかい唇の圧迫を受ける。
気持ちいい、姫音の唇が気持ちよすぎて何も考えられない・・・
次第に意識が薄らいでいき、視界に霧がかかり出していた。

次に目の前に見えたのは、「あ~んっ」と大きく開かれた姫音の赤い口腔だった。

「・・・はあ~むっ♪ ん、じゅるっ、じゅばばばばぁばば~っ・・・!!」

僕の唇が姫音に小さな口に食べられていた。
そして唇全体がものすごい吸引力で口の奥に引っ張られていく。
吸われる、姫音に唇を吸われていく・・・!

見るとタコのような顔をした姫音がいた。
驚く事に僕の鼻骨に届く距離まで唇を這わせている。
吸われた僕の唇は姫音の湿った口腔で柔らかい肉の圧迫を受け続けていた。

「じゅばっ、じゅっ・・・ふっふっふ~っ♪ きほひいいでひょ? もっと、ひてあげる」

姫音は鼻から思い切り息を吸い込み酸素を蓄える。
そして無心で僕の唇を形の良い小さな唇で吸い上げ出した。

「じゅっ、じゅっ、じゅるっ、んっ、じゅるるっ、ん~っ、じゅ、じゅばばぁばば~っ・・・!!」

姫音が力強く何度も僕の唇を吸い出してくる。
唇に当たる姫音の口腔の温かさと吸われる感覚がひどく心地よい、
僕の中に抵抗する意思は既に無かった。

そして5分が経過し、やっと唇が解放される。

「ちゅぽぉおお~ん・・・っと。ふふっ、ごちそうさまです兄さん。
いっぱい兄さんの唇の味を堪能させて頂きましたよ」

だがこれで終わるはずがない事は、サキュバスのような妖しい瞳をした姫音の笑顔を見れば一目瞭然だった。

「私だけもらったんじゃ申し訳ないですよね。ちゃんとお返しはしないと。次は兄さんに飲ませてあげますよ。私の唾液を、たっぷりと♪」

僕には抵抗どころか、逃げる意志さえ残っていなかった。
無抵抗の僕に姫音は容赦なく襲いかかる。
僕は玄関のマットに仰向けして倒された。

「んんっ・・・。今、口の中に唾をいっぱい出しています。溜まったらすぐ兄さんに飲ませてあげますからね。ん、くちゅくちゅっ・・・」

姫音は僕の上に覆いかぶさり口の中をくちゅくちゅ鳴らして、唾液を溜めている。
僕はその様子を見ている事しかできなかった。

「うふふっ・・・」

にやりと姫音が笑う、どうやら終わったみたいだ。
今、姫音の口の中には大量の唾液が溜められている事だろう。

姫音の顔が下がる。
姫音の唇が僕のものに合わさり、唇の力で口を開かされる。

温かい姫音の唾がどろりと僕の口に流れ込んできた。

んっ・・・口の中に唾液が溜まる、・・・ぬるい、気持ち悪い。
でも女の子のいい香りがする、これを飲むのか・・・僕は・・・
義妹の唾液を・・・

姫音は僕の口に唾液を流し込んだ後、僕の顔をじっと見ていた、
そして・・・

「べ~っだ♪ うふふっ♪」

可愛くあっかんべ~をした。
そして魅惑的な笑顔で僕を笑う。

姫音に心を奪われる。
その美少女の笑顔で。

口にある姫音の唾液・・・可愛い女の子の唾液・・・
美少女の唾液・・・
僕は、飲みたい・・・

んんっ、ごくごくごく・・・っ・・・

「ふ~ん、兄さんは義妹の唾を平気で飲むんですね。唾、何か汚いのに・・・兄さんのヘンタイ♪」

姫音に意地悪そうな笑みを向けられる。
それが姫音に苛められているようで気持ちが良くなる。

「そんなに私の唾を飲みたいなら、もっと飲ませてあげましょうか。私の舌を使って、兄さんの口の中にどんどん私の唾を入れてあげます」

また姫音が口の中でくちゅくちゅと唾液を溜め出し、可愛い顔でにっこりと微笑む。

そして僕の目の前で艶めかしい真っ赤な舌を出した。
姫音の舌に唾液が溢れる、透明な水の糸が垂れていた。

「れぇ~ろっ・・・ほら兄さん・・・」

僕は体が動かなかった。
口の中に姫音の唾液にまみれた舌が入ってくる。
ぬるい、柔らかくて、奇妙な感覚だった。

「ん~れぇろれぇろ・・・くちゅくちゅくちゅ、れぇろれぇ~ろ・・・」

僕の舌が姫音の舌に舐められる、絡み取られる。
姫音の舌から温かい唾液を送られる、強制的に飲まされる。

「んっ、ちゅっ、ん、兄さん・・・れぇろれぇろ・・・くちゅくちゅ・・・」

姫音の舌が口の中を舐めまわす、官能的な刺激を送り続ける。
僕の口は姫音の舌に支配された、
いつまでも・・・

「ちゅっ・・・兄さん好き・・・ん~れぇろれぇろ・・・くちゅくちゅくちゅ・・・」

それからどれだけ経っただろうか・・・
いつまでも姫音の『キス』は続いている。
1時間、2時間、わからない・・・意識が朦朧としている・・・

「・・・ほ~ら兄さん、これ飲んだら眠っていいですよ。私の口いっぱいに溜まった美味しい唾を」

口の中に大量の液体が流れ込んでくる。
僕はそれを飲んだ。
可愛い義妹の唾を。

「うふふっ、バーカ♪」

最後に姫音の笑顔を見て、僕は眠りに着いた。



続く