中学生までの僕は、背があまり高くなくて、体もどちらかというとひ弱だった。
部活のも入らずに家に帰っては、アニメやエロゲ三昧の毎日だ。
おかげですっかりアニメやエロゲ知識だけは一人前。
でも、そんな僕に当然、彼女なんかできるはずがなく、
いるとすれば、アニメやエロゲの可愛いヒロインを愛でるぐらいだった。
でもそんな自分を変えたいと思って、僕は高校に入ってからは男子プロレス部に入った。
しかし、そんな男子プロレス部は幽霊部員ばかりで、来てる部員は僕を除いてたった3人。
この高校では貴重な部室が与えられていたが、ほぼ閑古鳥が鳴く状態だった。
そのせいもあり、我が男子プロレス部は練習試合にさえ、一度も勝てたことが無いという弱小部である。
・・・そして1年が経ち、僕は2年に進級した。
欠かさずトレーニングを続けた結果、体つきも少しはマシ(?)になったかも知れない。
その努力の姿勢を認められたのか、ついに男子プロレス部の部長に、任命されることになった。
―――そう、この出来事が後に、僕の人生を狂わせることになるとも知らずに・・・
季節は夏、避けようもない運命の日が来た。
蒸し暑い部室で僕が一人、筋トレをしているところに、この学園にある女子プロレスの部長が、うちの男子プロレス部にやってきた。
銀髪ロングヘアで、背も高く、スタイルの良い女子プロレスの部長。
どこかのお姫様のような気品ある雰囲気が漂っていた。
その女子プロの部長は、うちの部室に入ってくるなり、こう切り出した。
「私たちの部員の子たちと一度、試合をして頂けませんか?」
唐突な上、意味がわからなくて僕は詳細を聞いた、要約は次のようになる。
最近、女子プロの部員が増えてきたから、男子の部室を共同で使わせて欲しい。
そして男女一緒の部室で練習する手前、一度、男子の実力を見てみたいとのことだった。
うちの部屋を男女共同で使うこと自体は問題ないが、僕は少し違和感を覚えた。
確かにうちの学園は部室に余裕が無く、男子の部屋を共有したいのはわかる。
どうして僕に、女子プロの女の子と試合をして欲しいのかが謎だった。
女子部には、うちの男子部が既に弱小部であることが知られている。
一方、女子プロは県大会で、優勝するぐらいの実力を有している。
女子プロの部室に連れて来られるまでは、その謎はわかるはずもなかった。
女子プロの部室に入ると、むわっとした不快な湿気と暑さに襲われた。
試合特有の熱気感だ。女子プロもこんな蒸し暑い中で試合をしてるんだな。
一体、誰と試合をしてるんだろう・・・
そこで、僕は、信じられない光景を見てしまった・・・
男子プロレス部の3人全員が、リングの上で、レオタードの女の子3人に。
一人目は豊満なバスト、二人目はムチムチの太もも、三人目は形の良いヒップで、顔を容赦なく圧迫されており、男子達のうめき声が聞こえてきたのだった。
うう゛っ、ああ、あ゛ぁああああっ・・・!
違う・・・うめき声だけじゃない・・・
女の子からプロレス技をかけられ、エッチなバスト、太もも、ヒップで無理やり押さえつけられていた。
エッチな刺激を強制的に与えられ、性的興奮のあまり歓喜の声が漏れているようだった。
あまりにも衝撃的な光景を目にして、僕は声が出せず、体が動かない。
ただ、女の子から性的な屈辱を受けている3人に目を向けるしかなかった。
それは、あまりにエッチで、うらやましくて、見ているだけで興奮してくる光景だった。
だって、その女の子3人は、学園で噂になる程の美少女たち、
年は僕より全員1つ下で、すごく可愛くて、モデル並みのスタイルをしている。
3人の着ているレオタードが、そのスタイルの良さを際立たせていたのだった。
僕は恐る恐る、男子プロの3人と女の子を、一人ずつ確認していくことにした。
一人目は、女の子に覆いかぶされる体勢で両腕を押さえられており、顔には水色レオタードに詰まった豊満なバストを落とされ、顔を死ぬほど圧迫されていた。
その豊満バストの持ち主である彼女の名前は、【早見あやせ(はやみあやせ)】。
黒いストレートヘアで、目がぱっちり大きく、美人で実際にモデルの仕事をしている。
顔は僕の見たアニメで「俺の妹がこんなに(ry」の【新垣あやせ】というキャラに似ている。
その豊満なバストを除いては・・・
二人目は、ピンク色のレオタードから出ている白くてムチムチの太ももで、思いっきり顔面を挟みこまれており、太ももによる絞め技を喰らわされていた。
その白くてムチムチ太ももの彼女は、【咲畑 梨深(さきはた りみ)】。
桃色ブロンドの髪を持ち、屈託ない明るい笑顔を男子プロ部員に向けながら、ムチムチ太ももで男子の顔を挟んで、きつ~く圧迫していた。
三人目は、白いレオタードに詰まった形の良いヒップで容赦なく、男子プロの部員の顔を潰すぐらいに圧迫していた。
男子の顔にヒップを押しつけてる彼女の名は【涼宮ハルヒ(すずみやはるひ)】。
黒髪ショートの女の子はつまらなさそうに、男子の顔の上に座り込み、時折、ヒップに力を込めて男子の顔を強く圧迫し、退屈を紛らわせているようだった。
3人の男子プロ部員が、3人の女子プロ部員にやられてる姿を確認したのだが、あまりにも刺激が強すぎて、僕はこの現実を受け入れることにかなりの時間を要した。
僕はしばらく呆然としていたが、気がつくと男子プロ部員の3人は消えており、目の前に、今さっきまで試合をしていた3人の女子プロ部員が並んでいた。
「3人の中で誰か一人を選んで、試合をして頂けませんか?」
いつの間にか、僕の隣に現れていた女子プロの部長はそう言った。
ちなみに男子プロの3人は別室で休んでるとのこと。
それなら、安心なのかな・・・?
そして一応、僕も男子プロの部長であるため、ここで女子プロから勝負を挑まれた場合、立場上、受けないわけにはいかないのだった。
僕は試合をする決心をして、3人の中から対戦相手を選んだ。
・・・さて、誰と試合をしようかな?
【選択肢】以下の3つから1つを選択
僕は一人目のあやせちゃんを選ぶことにした。 「えっ、私ですか・・・。わかりました。どうぞよろしくお願いしますね」 あやせちゃんは、人あたりの良さそうな笑顔で答えてくれた。 あやせちゃんは、実[…]
僕は二人目の梨深(りみ)ちゃんを選ぶことにした。「ん? あたしかな? よろしくね、先輩。ビシィ!」桃色ブロンドの髪を揺らし、梨深ちゃんは元気よく敬礼をする。一見おかしなポーズに見えるが、梨深ちゃんみたいなどこか幼さが残る少女にはすごく似合[…]
僕は三人目の涼宮さんを選ぶことにした。「あたしを選ぶのね。いいわ、相手になってあげる。それとあたしの事は『ハルヒ』でいいわよ。あんたの方が先輩なんでしょ?」涼宮さ・・・いや、ハルヒが興味無さげに答える。退屈そう[…]