貴音さんが試合開始を宣言したとき、僕の手足に座っていた4人の後輩女子たちが離れた。
これで僕は自由に戦うことができる。
そして僕はコーナートップに立っていた貴音さんを見る。
でも・・・・・・あれ? いない? どこに消えたんだ?
「こちらです! 見上げてごらんなさい」
真上からの貴音さんの声。
僕は仰向け状態のまま、天井を見上げる。
「コーナートップからのヒップドロップです。このまま、わたくしのヒップを貴方のお顔にお見舞いして差し上げます!」
真上には雪のように真っ白な尻肉。
銀色のレオタードが奥深く食い込んでいた。
大きくて、ムチムチで、重量感たっぷりの女の子のお尻。
それが僕の顔の上に降ってくる。
し、試合なんだ・・・プロレスの・・・貴音さんとの試合。
でも顔に降ってくるのは・・・・・・貴音さんのムチムチなお尻。
よ・・・避けないと・・・・・・でも、あの大きなヒップで押しつぶされたら・・・・・・!
あ・・・・・・ああっ・・・・・・貴音さんのお尻が・・・・・・顔に・・・・・・降って・・・・・・っ!
―――ズシーーーンっ!!
んごぉおおおおぉおおおおお~~っ!!
顔に凄まじい衝撃が落とされる。
巨大なヒップが貴音さんの体重すべてを僕の顔に叩き込んだ。
「ふふっ、受けてしまったのですね。わたくしのムチムチなお尻を。しかもお顔で」
僕の顔の上には貴音さんのレオタードのお尻が乗っていた。
ムチムチな尻肉、ぬくもり、女の子のにおい。
そのすべてが僕の顔の上にあった。
「さてどうします、『元部長殿』? このまま、わたくしのお尻を顔に乗せたままに致しましょうか? 貴方が望むのであればいくらでもして差し上げます。ふふっ」
貴音さんはお尻の下にいる僕に尋ねた。
凛とした美しい声で、まるで玉座に腰をかけたお姫様のように。
「今は敢えてお尻に体重を掛けずにいます。そのため、今の貴方なら容易に払いのけられるでしょう」
んぐぐっ・・・・・・!
確かに貴音さんは僕の顔の上に腰を降ろしているだけで、それ以上の体重は掛けてこなかった。
でも・・・・・・この桃尻の形、肉付き、柔らかさ。
どれをとっても素晴らしい女の子のヒップだった。
貴音さんが腰をかけるこの適度な重圧も心地よすぎる。
「ですが、今から10秒後にわたくしのお尻に体重を掛けようと思います。わたくしの92cmのヒップが容赦なく貴方の顔にめり込むでしょう」
92cmのヒップだって?
大きい・・・・・・どうりですごく肉付きがいいはずだ。
こんな貴音さんのお尻が顔にめり込んだら、きっと気持ちいいんだろうな・・・・・・
「いえ、もしかしたら逆かもしれませんね。わたくしの大きなお尻の中に貴方のお顔がめり込んで、わたくしの尻肉の中に貴方を受け入れて差し上げます。ふふっ」
鈴の音を鳴らすような声で貴音さんはほほ笑む。
その美しい声を聞くだけで、貴音さんのお尻への誘惑がさらに強くなる。
貴音さんのムチムチしたヒップの中にもっと入りたくなる。
「どうしました、部長殿? 抵抗している様子はありませんが。あと5秒でわたくしの体重がお尻にかかります。そのようなことになれば今の貴方では手も足も出せなくなるでしょう」
あ、あと5秒で貴音さんのお尻に体重がかかるのか・・・・・・
この大きくて、やわらかいレオタード越しのヒップが存分に味わえるんだ・・・・・・
あ・・・・・・ダメだ。こんなことを試合中に考えちゃ・・・・・・だけど・・・・・・だけどぉ・・・・・・
「これは貴方にとって、仲間の仇を討つための『試合』ではなかったのですか? それとも、わたくしのヒップを味わうことの方が貴方にとって重要なことなのですか? 先ほどの貴方の熱い眼差しは、こんな女性の色香程度で消えるまやかしだったのですか?」
胸に刺さる辛辣な言葉。
王女のような威厳と気品あふれる彼女の魅力に僕は気圧されていた。
だがそれ以上に貴音さんの巨大なお尻に惹かれていたんだ。
僕のプライドをかけた、この男子プロレス部のための試合は大事だと思う。
だけど貴音さんの巨大ヒップの誘惑がとても捨てきれなかった。
だから僕は貴音さんのお尻の圧迫を受けた後に試合をすることを考えた。
まずは貴音さんの本気のヒップを味わってから・・・・・・
そう・・・・・・それから試合に臨めばいいんだ・・・・・・
「下衆(ゲス)な考えですね・・・・・・」
僕の浅はかな考えを見破ったかのだろうか、貴音さんは氷のような冷たい声で小さくつぶやいた。
「3・・・・・・2・・・・・・1・・・・・・ゼロ。終了です。『部長殿』、あなたはこの十秒間何の抵抗も行いませんでした。ただ、わたくしのお尻の圧迫を待っているかのように・・・・・・」
氷点下の声。貴音さんは完全に僕を見透かしてたようだ。
僕の中に恐怖と戦慄が湧き上がる。
「とても・・・・・・とても下衆です・・・・・・」
そして、次の瞬間。
「お顔、潰して差し上げます!」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
・・・・・・んごっ!? お゛ぉおおおおぉおおおおお~~っ!?
肉に・・・・・・巨大な肉尻に・・・・・・顔が押し潰されるっ・・・・・・!
強烈すぎる圧迫。
もはや身動きさえとることも許されず、ただ、銀色レオタードに包まれた巨大ヒップで顔面を押し潰されるだけだった。
「さあ、もっと奥までお入りください!」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
・・・・・・んぐぁっ!? あ゛ぁ・・・・・・ぁ・・・・・・ぁ・・・・・・あ゛・・・・・・っ・・・・・・!
さらに貴音さんのお尻に押し込まれて・・・・・・尻肉の中に顔が入っていく・・・・・・!
顔全体にお尻が広がるどころか、ボリュームあふれる貴音さんの尻肉の中に顔が埋まってしまった。
もはや呼吸はおろか、自分が今どこにいるのかもわからなくなる。
ここは・・・・・・どこ?
いき・・・出来なくて苦しい。
暗くて、重くて、痛くて、何もできない、何もわからない・・・・・・
「ようこそ、わたくしのお尻の中へ。歓迎いたしますわ。今から、ここであなたも生まれ変わるのですよ」
ん・・・・・・ぐっ・・・・・・顔に乗ってる分厚い肉の感触は貴音さんのお尻なんだ。
とても柔らかくて、重い。
この中で僕はどうなってしまうんだ・・・・・・?
「ふふっ、さきほどの元男子プロレス部員たちの末路は、ご覧いただけましたか? 結果的には『更生不十分』ということで『工場』に送り返しましたが・・・・・・」
今でも脳裏に焼き付いている。
女子プロ部員たちにやられて、僕の仲間が無理やり連れて行かれた光景を。
僕は絶対に許さない。
「その割にはあの10秒間で抵抗する素振りも見せていませんでしたが、もうそれは良いでしょう。下衆な貴方には、もう期待していませんので。それであの方たちの今後の将来を申し上げますと・・・・・・」
嫌な予感がした。
女子プロ部員に管理される『奴隷部員』について、将来までは深く考えないようにしていたから。
「高校卒業と同時に正式な『奴隷部員』としての契約を結び、『工場』に就職していただきます。高校とは違い期限などは設けてありません」
え、何で? この生活は高校のカリキュラムの一環じゃなかったの?
たとえ女子プロ部の権力が強くて、こんな学生生活を強いられようとも、
高校を卒業したら終わりになるはずじゃ・・・・・・
「いいえ。永久的に『工場』と『秘密のリング』の往復をすることになります。
少なくともさきほど送り返した三人は、すでに『契約』を終えています」
そ、それじゃあ、彼らは高校を卒業してもこの生活をやめられずに、ずっと『工場』で働かされて、女子プロ部の部費を稼ぐためだけのロボットになるんだ。
そんなの酷い、夢も希望もない。こんなのあんまりだ・・・・・・!
「仲間たちの将来が奪われ、ただひたすら部費を稼ぐための存在になり下がったのです。恐ろしいですよね。理不尽ですよね。憤りを感じずにはいられませんよね。ふふっ」
何度目だろう。貴音さんは僕を煽りあざ笑う。
僕はもう我慢の限界だった。
仲間の未来を奪った彼女を許すわけにはいかない。
僕はついに怒りに身を任せ、顔に乗った貴音さんのヒップを払いのけようとした。
その瞬間だった。
「今です・・・・・・お顔、潰して差し上げます!」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
・・・・・・むぐぁっ!? も゛ぉごごごぁ~~っ!?
貴音さんの尻肉の壁が迫り、僕の顔を容赦なく押しつぶす。
その巨大な柔肉の圧迫に僕は手も足も出なかった。
「どうですか? わたくしのお尻に埋まったまま、顔を圧迫される感触は? 気持ちよければよろしいのですが? ふふふっ」
むっ・・・・・・ぐ・・・・・・ぁああっ・・・・・・重たくて、痛いけど、貴音さんの尻肉の弾力が柔らかくて、気持ちいい。
薄いレオタード越しに彼女の体温が伝わってくるのもどこか心地いい。
「どうしてわたくしが貴方の怒りを買うような発言をするかおわかりですか? そして今日、貴方に仲間たちの醜態をお見せしたのも」
そんなの知らない。
ただ、さっきから執拗に貴音さんの挑発を受けて、僕の怒りは頂点に達していた。
「そうです。その貴方の人間らしい感情を引き出したかったのです。そして、それを・・・・・・」
そうつぶやきながら貴音さんが体勢を変える。
器用にも僕の顔を自分の尻肉の中に埋め込んだまま。
当然、僕の顔には大迫力の貴音さんの巨尻があって、その壁が今・・・・・・
「お尻で、潰して差し上げます!」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
ぐぁぁあああああ~~っ! ああっ、壁が、壁がやってくる~~っ!
銀のレオタードに包まれた巨大な壁が僕の顔を押しつぶしてくる。
弾力があってムチムチな尻肉の中に顔が飲みこまれていく・・・・・・!
「そしてこのまま・・・・・・お顔、潰して差し上げます!」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
「もっと奥まで、お入りください!」
―――ズシンっ!! ズシンっ!! ギリュゥウウウウウウウ~~っ!!
貴音さんの体重が加わり、顔が尻肉の中に沈み込む。
それは奥深く、まるで始めから一体であったかのように結合していた。だが実際には違う。
極限まで押し込まれた僕の顔に、すさまじい尻肉の弾力が跳ね返ってきていた。
「ここが最奥です。ここがわたくしのお尻の感触を最も味わえる場所。いかようなものも、この92cmの巨尻の弾力で押しつぶして差し上げます」
―――ムギュゥウウ~~っ! ムギュゥウウウ~~っ!
・・・・・・っ・・・・・・ぁ・・・・・・ぅううっ・・・・・・
隙間なんてなかった。
そこには他者を識別するための空間の存在は許されていない。
「そうです。この瞬間、貴方のお顔は貴方だけのものではありません。もはや今、貴方のお顔はわたくしのお尻の一部になったのです!」
僕の顔が貴音さんのお尻の一部になったなんて・・・・・・
どこか嬉しくも、恐ろしくもある。
何よりも密着した貴音さんの巨尻から受ける強烈すぎる弾力がたまらない・・・・・・
「さて、『元部長殿』。お仲間たちの恨みはどうされましたか? それとももう、わたくしのお尻の気持ちよさで、どうでもよくなってしまわれましたか? 貴方の怒りの感情はわたくしの巨尻で押し潰されてしまいましたか? ふふふっ♪」
―――ムギュゥウウ~~っ! ムギュゥウウウ~~っ!
貴音さんの嘲笑を聞こえる。
だが僕は顔にかかる尻肉の弾力を受け入れていた。
この瞬間、1秒1秒でも、貴音さんのヒップの超圧迫が僕の顔にやってくるから。
「抵抗する様子も見られませんね。もう貴方はわたくしのヒップの感触に夢中になって、お仲間たちのことはどうでもよくなってしまわれたようですね」
―――ムギュゥウウ~~っ! ムギュゥウウウ~~っ!
もう何も考えられなかった。
ただずっとこの圧倒的な貴音さんの92cmヒップで押し潰されていたかった。
この貴音さんの巨尻と彼女の体重すべてを僕の顔で味わいたかった。
「つまり『部長殿』にとって大切な部のお仲間よりわたくしのお尻の方が重要だというわけですか。滑稽極まりないことです。ですが構いませんよ。貴方にとって何よりも大切なわたくしのお尻を、どうか心行くまでお楽しみくださいませ」
―――ムギュゥウウ~~っ! ムギュゥウウウ~~っ!
ぅ・・・・・・ぁああ・・・・・・っ! 貴音さんの巨大なムチムチヒップが気持ちいい。ずっと貴音さんの巨尻で押しつぶされていたい・・・・・・ただそれだけでいい・・・・・・もう僕の中に仲間たちを凌辱された怒りの感情は消えてしまっていた。
「もう完全に『怒り』を忘れてしまわれたようですね。殿方のお顔にお尻を敷く行為自体、大変失礼にあたることですが、それに怒りを覚えず、ましてや大切なお仲間の将来を奪われても、女子のお尻に夢中になれる不思議なお方です」
「貴方も真の『奴隷部員』となる素質をお持ちのようですね。さあ貴方の中に残る最後の『怒り』の感情を引き出し、処理してしまいましょうか」
貴音さんのお尻の超圧迫を顔に受けながら、かすかにそんな内容が聞こえた。
だけど今の僕に、もはや抵抗できる力と意志は残されていなかった。
「昨年の夏に相談させていただいた部室の共同使用の件は覚えていらっしゃいますか? 女子部員が多くなってしまったことで、男子プロ部の部室を一緒に使わせていただきたい
という申し出です」
貴音さんの綺麗な声色が去年の夏の出来事を思い起こさせる。
去年の夏、男子プロレス部の部室に女子プロ部の部長である貴音さんがやってきた。
それがすべての始まりだった。
「そこで女子部員と練習試合をさせていただきました。一緒に練習を行う以上、まずは男子部員の方々の実力を見せていただきたかったので」
その結果は試合を始める前から決まっていた。
弱小の男子プロ部と県内有数の実力を持つ女子プロ部の間に
もはや男女の差は関係なかった。僕たち、男子プロ部の惨敗だった。
「本来の『実力』なら仕方ありませんでした。ですが貴方たちは違いました。わたくしたち女子プロ部員の性的な魅力に惹かれ、その目的のために試合に臨んだのです。結果、貴方がた4人を『奴隷部員』として女子プロ部で『更生』を図ることになりました」
そ・・・・・・それはすごくエッチなレオタードを着た美少女たちが、
エッチなプロレス技を掛けてきたせいで、それで、我慢できなくて・・・・・・
「お黙りなさい、この下衆が・・・・・・お顔、潰して差し上げます!」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
僕の顔に女王の裁きが下る。
圧倒的なボリュームの巨尻が僕の顔を踏みつぶす。
罪人の僕に貴音さんは容赦なく罰を与える・・・・・・それがすごく気持ちいい・・・・・・
「そう言えば貴方はもう最終段階の一つ手前まで堕ちていましたね。女子から受ける『オシオキ』が快感になるレベルまで・・・・・・でしたら」
貴音さんの巨尻が動き、そして僕の顔面を捉える。
そして・・・・・・!
「よくも厭らしい目的で試合に臨みましたね。お仕置きをしますっ! 反省なさいっ!!」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
「まさか、こうやってわたくしの巨尻でお仕置きされるのが嬉しいのですか? この変態っ! それもお仕置きして差し上げますっ!!」
―――ズシンっ!! ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウ~~っ!!
「わたくしの92cmヒップに敷かれて、今の自分をしっかり反省なさい! この・・・・・・ヘンタイっ! ヘンタイ! ヘンタイっ!!」
―――ズシン、ズシンっ、ズシンっ!! ギリュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
貴音さんの高らかな罵声とともに巨尻に何度も体重が加えられ、逃げ場のない僕の顔はすべてその衝撃を受けることになった。
柔らかくて、重い、激しすぎるお尻攻撃だった。
「ふう・・・・・・たっぷりとわたくしのお尻攻撃を受けてしまわれましたね。単なる学生の『奴隷部員』であれば、さきほどの調教だけで十分ですが、社会人としての真の『奴隷部員』には、もう一つ下の最終段階まで堕す必要があります」
「もう貴方はその最下層に足をつけようとしているところです。わたくしの92cmヒップで貴方を奈落の底に突き堕として差し上げます」
再び、貴音さんの巨尻が動きだし、そしてある位置で止まる。
もうわかる。これは僕の顔に寸分の隙間なく彼女の桃尻をめり込ませる体勢である。
きっと数秒後か、数十秒後、数分後かわからない。
だが確実にこの銀色レオタードにまとわれた巨大ヒップが、僕の顔面を押しつぶすことになる。
「さっきの部室の話ですが、貴方がた4人が『更生』として『奴隷部員』となったあと、部屋の主がいなくなった男子プロ部の部室は、女子プロ部で使わせていただいています」
・・・・・・それは知っている。
更生中の僕たちはこの1年ほど男子プロ部の部室に戻ることを禁じられていた。
もともと男女共同で使用するはずだった状況から男子が抜けただけだ。
「しかし使用するにしても、当初はたくさん『ゴミ』がありまして、掃除するのに随分と苦労しました」
おかしい・・・・・・確かに男子だけが使っていた部室だから清潔そうには見えないが、部員も4人しかおらず、ましてやみんなはきれい好きで掃除などは、こまめにやっていたはずだ。たくさん『ゴミ』なんてなかったはずだけど・・・・・・
「貴方がたが使っていたトレーニング器具や道具類などは、すべて処分させていただきました。男子が一度使用したものは、女子部員たちには大層不評のようでしたので」
そ、そんな酷い・・・!
いつかこの女子プロ部から受ける『更生』が終わって、また男子プロ部のみんなで練習するためのものだったのに、それを全部捨てるなんて・・・・・・
僕の中に再び怒りの火が点火される。
少し弱くて頼りないけど、戦う気力を補うには十分だ。
これで、また僕は・・・・・・!
「お顔、潰して差し上げます」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
んがぁぁあああああ~~っ!
ムチムチの巨大ヒップが僕の顔に押し込まれる。
銀色レオタードのナイロンがピッタリ顔に張り付いて、柔らかい巨尻で顔面をぎゅうぎゅうと何度も圧迫してくる。
き・・・・・・きもちいい・・・・・・貴音さんのお尻・・・・・・最高すぎる・・・・・・
あれ・・・・・・さっきまで僕の胸にあったあの気持ちはどこに行ってしまったんだろう?
何かの喪失感が湧き上がってくる。一体、貴音さんに何て言われたんだっけ?
「貴方がたが使っていた部室の道具すべてを『ゴミ』として処分したとお伝えしたのです」
あ・・・・・・そうだった。僕の部室のモノ全部捨てられたんだ。
頭では酷いことだとわかっているのに、その感情が湧きあがらない。
「どうぞ遠慮せずに、もっと奥までお入りください」
―――ムギュゥウウ~~っ! ムギュゥウウウ~~っ!
代わりに僕の顔面が貴音さんの巨大なヒップに埋めこまれ、周りから受ける柔らかな尻肉の圧迫に身も心も委ねていた。
「誤解が無いように訂正致しますが、道具を処分した理由は女子部員からの不評だけではありませんよ。一番の理由は、当の持ち主たちが存在しなくなったためです」
そんな・・・・・・あのトレーニング道具は男子プロ部の部費で購入したものだ。
だから男子プロ部の持ち物になっているはずなのに・・・・・・
まさか、その持ち主が存在しないってことは・・・・・・
「はい。現在、男子プロレス部はすでに存在しておりません。男子プロ部、全員の『更生』が決定した時点で、わたくしが廃部届を学園長に提出し、問題なく受理されました」
あ・・・・・・ああっ・・・・・・嘘だ・・・・・・っ!
この女が、僕たちが作った部を、2年間頑張ってきた部を潰したんだ。
僕たちの帰る場所を奪ったんだ、何もかも!
許さないぞ・・・・・・四条貴音!
あんただけは絶対に許さな・・・・・・
「お顔、潰して差し上げます」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウ~~っ!!
巨大な尻肉が顔面に押し込まれる。
まるで僕の怒りをこの肉の塊で押しつぶすように。
「もっと奥まで、お入りください!」
―――ズシンっ!! ムッギュゥウウゥウウウウウウ~~っ!!
銀のレオタードに包まれた尻肉が顔中に広がり、顔全体を飲み込んでいく。
ムチムチの肉感がたまらない。もうどうでもよくなるぐらい気持ちいい。
僕の感情が・・・・・・消えていく・・・・・・
「貴方のお顔は、わたくしのお尻の一部です」
―――ズシンっ!! ズシンっ!! ギリュゥウウウウウウウ~~っ!!
これ以上にないぐらい顔が銀色のヒップにめり込んだ。
もう隙間はない。完全に一体となった。
僕の顔はこの巨大な92cmヒップと合体したんだ。
「さあ、『元部長殿』。あなたに残されたわずかな『人格』を完膚なきまでに『崩壊』させてあげます。このわたくしの92cmヒップを使って・・・・・・」
彼女は体中に力を込める。
次はおそらく彼女の全力がやってくるだろう。
ああ・・・・・・こわい・・・・・・嫌だ・・・・・・
でも、もう逃げられない・・・・・・
堅いリングの床と柔らかい巨大なお尻。
その間。そこが僕の死に場所。
このお尻を受けたら、もう僕は僕でいられない予感がした。
貴音さんの言うとおり、僕は・・・・・・ここで生まれ変わる。
そして、貴音さんの92cmヒップの筋肉が動き始めて・・・・・・
続く